過去の太陽嵐 {エネルギー・衛星・物理}

1805年1859年非常に激しいCMEが発生、18時間足らずで地球に到達し現在でも史上最大とされる規模の磁気嵐を発生させた。

まだ普及途中であった電信機器は回路がショートし火災が発生した。

1958年激しい太陽フレアとCMEが発生。アラスカのフェアバンクスでは非常に明るいオーロラが観測され、メキシコでも3度に渡ってオーロラが観測された。

今後発生すると予想されている太陽嵐地球上の海水が熱塩循環という大循環をしているように、太陽内部でも、磁気を帯びたガスがベルトコンベアーのように循環をしていると考えられている。

この循環は40年程度で一回りするが、これが約30年-50年程度と変わり、速くなったり遅くなったりする場合がある。

速くなっている場合は、多くの磁力線が閉じてエネルギーが蓄積されていることを意味し、近い将来磁力線が開いてエネルギーを開放する可能性が高いと考えられている。

この開放は、11年周期の太陽活動のうち、太陽磁場が反転して磁力線が大きく動く極大期に起こる。

近年循環が早かったのは1986年-1996年であり、2000年の極大期には開放されなかったため、次の極大期である2010年~2011年ごろに開放され、その際には太陽嵐が発生する可能性があると考えられている。

前回太陽嵐の被害が現れた1859年や1958年などと比べても、人工衛星が格段に増え、電気が生活を支え、電気製品や電子機器があらゆるところに利用されている現在、生活の末端から社会全般までの色々な場所に影響が及ぶ可能性があるとされている。

ただし、近年は約11年周期である太陽活動周期が長期化してきており、2007年末に極小期に入った太陽黒点数は2009年7月初旬まで増加を見せない記録的な遅さになっており、小氷期の到来を懸念する声もみられるほどである。

そのため次回の極大は2012年あるいは2013年ごろにずれ込む可能性もある。
update:2010年03月05日